エコツアーという言葉をご存知でしょうか。最近は、結構なじみがでてきている言葉のようです。2004年の調査で、エコツアーという言葉の意味をだいたいでも知っているという日本人は6割にも達しています。恥ずかしながら、私は、つい先日までよく知りませんでした。エコファミリーなんていう神戸市交通局がやっている言葉や、エコロジーとかまでは、知っていたのですが。。。
エコツアーとは、エコツーリズムという語と同義語のようです。エコツーリズムという考え方は、もともと発展途上国で、無計画な伐採などの危機にさらされている森林などの自然を観光資源として見直し、保全し、生かしていこうという考え方から生まれたものです。地球温暖化問題などとも当然関連してくる発想だと思います。
日本では、1990年代に屋久島をはじめとする豊かな自然をほこる地域で、自然を体験する旅行が企画されるようになったことが、エコツアーおよびエコツーリズムという考えのはじまりのようです。
屋久島といえば、日本エコツーリズム協会「このガイドさんに会いたい100人プロジェクト」にも選定された、屋久島唯一の環境省認定・環境カウンセラー である屋久島野生植物研究所の大山勇作さんがもっとも有名なガイドさんです。屋久島は、東京から約1,000km、鹿児島市の南方135kmに位置する周囲130kmほどの小さな島なのですが、平成5年、白神山地とともに、ユネスコ世界遺産条約の自然遺産として日本で初めて登録されたことから、一躍有名になりました。「もののけ姫」の舞台設定のひとつとして、屋久島の照葉樹林がモデルになったことは、知る人ぞ知るということでしょう。
エコツーリズムの優良事例として、環境省が三重県熊野市をモデル地区に選出しています。なんとなんと、三重県熊野市とは、両親が住んでいるところです。家のすぐ前にはオークワがあって、その前を太平洋の大海原が広がります。七里御浜という名前でなんとも雄大な景色が広がります。そんな熊野市なのですが、環境省主催の「エコツーリズム大賞」第1回(2005年度)には「紀南ツアーデザインセンター」(三重県熊野市)が「特別賞」を受賞しています。
熊野では、その自然と歴史文化に親しむ人びとが集まり、「熊野川三反帆の川舟に乗るツアー」を企画しています。これは、木造の川舟で熊野川をさかのぼり、ゆったりとすごすエコツアーです。
エコツアーとは直接関係ありませんが、8月は、熊野の花火大会もあります。
太平洋熊野灘に広がる美しい七里御浜や、国の名勝天然記念物に指定されている鬼ケ城を舞台に繰り広げられる花火大会です。海の上に浮ぶ台船2つと陸上の3か所から同時に打ち上がるワイドスターマインが見ものです。「海上自爆」などの豪快な花火も登場しますし、なんと言っても見逃せないのは、熊野の花火としてもっとも有名であり、音が独特の「鬼ケ城大仕掛」です。熊野花火大会のおおとりを飾ります。さらにさらに、約300もの夜店が並ぶ獅子岩付近で花火をゆったりと見るのが観光客の方にはおすすめでしょう。地元の人は、結構、もっと新宮よりの海岸からゆったりのんびり見上げています。
JR紀勢本線熊野市駅から東へ徒歩5分 紀勢自動車道大宮大台ICから国道42号を南へ約90km
駐車場あり(6000台、1000円/1台) 問い合わせ先 熊野市観光協会(0597-89-0100)